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神谷浩史も完全燃焼! 『傷物語 III 冷血篇』舞台挨拶で語られた作品の魅力に注目

「この日のために声優をやっていたと思える」
映画『傷物語 III 冷血篇』の初日舞台挨拶でそう語ったのは主人公の阿良々木暦を演じた神谷浩史さん。


神谷さんのほか、坂本真綾さん(キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード役)、堀江由衣さん(羽川翼役)、櫻井孝宏さん(忍野メメ役)が登場するという豪華な舞台挨拶はファンの熱気で終始盛り上がりを見せていました。

作家の西尾維新さんの代表作である<物語>シリーズ。2009年の『化物語』を皮切りに制作されたTVアニメシリーズは話題になり、2010年代を代表するアニメシリーズとなりました。劇場作品として公開される『傷物語』は、シリーズの原点とも言える作品で今回の『冷血篇』が3部作の最終章となります。


初日を迎えて「めでたく新年を迎えられたなと感無量です」と話す神谷さん。完成した作品を見て「(作品の中に)濃密な時間が流れている」と満足そうな表情を浮かべていました。その気持ちはキャスト全員が同じようで、坂本さんも「音楽とかも含めてすべてがスケールの大きな作品になっている。この作品に参加できてよかったなと感慨深いです」と話していました。


2011年に映画化が報じられてから今回の最終章まで、ファンと同じようにキャストのみなさんも作品を大事にしていたという様子がよくわかります。


「どのシーンも緊張感があって、最後まで張り詰めていた」と堀江さんが言うと、櫻井さんも「見終わったあとに切なさとか侘しさとか心に残りシリーズの味わいになっている」と話します。みなさんの中で満足度はかなり高い様子。

もちろん、前作までのクオリティの高さを今回も期待できます。中でも尾石達也監督から「お任せします」と言われていたという神谷さんの演技には注目です。

特に終盤の暦が助けを求め叫ぶシーン。原作に「吸血鬼の肺活量で」と書いているため神谷さんも「そんなのわからないし!」と思ったそうですが「肺が破れてもいいと思いながら必死でやりました」とその熱い演技を振り返っていました。

坂本さんも「現場にいても尋常でない気迫を感じました。その声を聞くだけで込み上げてくるものがある」と圧倒されたというこのシーンは必見ですね。


「この日のために声優をやっていたと思える」と話す神谷さん。この作品を完結に導くのが目標だったと言います。「目標を失ってしまって、これからどうしたらいいんでしょう」と笑っていましたが、ファンの方も心配はいりません。「原作の物語シリーズはこれからも続く限り、何かしらの形で映像をお届けできるように僕も万全の体制でいたい」と今後の展開にも意気込みをみせてくれました。

今作は物語シリーズの原点です。暦がなぜ今の暦になったのか、ポスターでも印象的に描かれているキスショットの涙の訳は…これを見ずに物語シリーズは語れません。また、映画を見た後に、今までの作品をもう一度見返すことで、物語シリーズの見方が変わりもっと楽しめそうです。(写真・文/ 西岡舞子)

■『傷物語〈Ⅲ冷血篇〉』作品概要
予告編URL:https://www.youtube.com/watch?v=3CKJEpwMtQ8

第一部「鉄血篇」
主人公・阿良々木暦と吸血鬼キスショットとの衝撃的な出会い
第二部「熱血篇」
彼女のために過酷な戦いに足を踏み入れた暦の姿
はたして、三部作の終結部となるこの「冷血篇」で、暦を待っているものとは……。
決して消えない青春の〈傷〉が今、スクリーンに刻みつけられる。

【STORY】
ドラマツルギー、エピソード、そしてギロチンカッター――怪異の専門家・忍野メメの助力も得て、3人の強敵との戦いに勝ち抜いた阿良々木暦。彼はついに、吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの四肢を奪い返すことに成功する。すべては、普通の人間に戻るため……。
しかし再びキスショットのもとを訪れた暦は、吸血鬼という存在、その恐るべき本質を知ることになるのだった。決して取り返しのつかいない自分の行為を悔やみ、そしてその顛末に困惑する暦。後悔にさいなまれる彼の前に現れたのはほかでもない、暦の「友人」羽川翼だった。
そして彼女が暦に告げた、ある提案とは……。

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